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ふと仕事で調べ物があって、第二新卒の転職についてググっていたんです。
そもそも、新卒入社した社員が辞める割合ってどのくらいなんだろうと思って調べてみたのですが、
新卒の3人に1人が3年以内に辞めるという定説が割りとその通りで、結構多いな、という印象でした。
<参考:大卒入社者の離職率>
1年以内離職率・・・11.8%(平成27年度就職者)
2年以内離職率・・・22.8%(平成26年度就職者)
3年以内離職率・・・31.9%(平成25年就職者)
これだけ多いということは、第二新卒の転職市場もかなり活発なはずですね。
自分も第二新卒で転職しましたが、もう一度転職者の気持ちになって、ググりまくりました。
「第二新卒 転職」とか、「第二新卒 求人」とかのキーワードで。
そしたら、転職もしたことないやつが適当なことを書いただけのクソ記事だらけ
ちょっと実際の転職活動のイメージのしにくいアドバイスが多くて、なんだかなあという気持ちになりました。
で、僕も実際に第二新卒で大手への転職に成功した人間なので、悩んでいる誰かの為になればいいなぁと思い、この記事を書くに至ります。
僕なりに実際に転職したときの考え方の変遷や、どういうスタンスで転職活動に臨んだか、
みたいなものを思い出しながら書いてみたので、参考になれば嬉しいです。
サクッと読むのに便利な目次
①とりあえず転職エージェントに登録してみた
当時の僕は、とにかく新卒入社した会社を辞めたくて辞めたくて仕方がありませんでした。
待遇的にも世間的にもそれなりに恵まれた会社ではあったのですが、何より仕事がつまらない。
さらに人部署の間関係もぐちゃぐちゃしていて、日本のムラ社会の悪い部分を凝縮したような環境でしたw
暇さえあれば、Googleで転職について調べたり、同期に愚痴ったりしていて、最終的にはほぼ鬱状態に陥っていました。
しかし、悶々と一人で考えていても仕方がないし何も始まらないなと思ったので、とりあえず転職エージェントに登録しました。
転職エージェントはたくさんあって、どこに登録すればいいか全く見当が付かなかったので、
とりあえず有名どころに全部登録しておきました。
僕の場合は、転職する人の9割くらいが登録するであろう、
【リクルートエージェント】 と、【マイナビエージェント】にまず登録しました。
大手への転職をするなら、転職エージェントもそれなりに大手の方が案件も多いだろうなと考えたからです。
登録してから思いのほか速攻で連絡が来たので、
そのうちの一つのエージェントの方と、仕事終わりにカフェで会うことになりました。
②小動物系のかわいい転職エージェントに割とボコボコにされるw
転職エージェントの方は、小柄な女性の方でした。
いわゆる小動物系と言われる部類のルックスの方で、正直結構タイプだったのでテンションは上がりましたw
すごく明るくて気さくな方だったので、親身に相談にも乗ってくれそうだと安心して、
今の会社の不満や、転職したいと思った理由を僕からつらつらとお話しました。
上司が上にゴマをすることしかできないゴミであること、
陰湿な人間関係が蔓延したムラ社会であること、
仕事の裁量が0.1ミクロンくらいしかないこと、、、。
結構溜まっていたものを話せた上に、その小動物系のつぶらな瞳でこちらを見つめながら一生懸命話を聞いてくれたので、
ますます心が落ち着いてリラックスしてきました。
が、浮かれ気分になったのも束の間、彼女の次の一言で、
ちょっぴり上がった僕のテンションはあっけなく谷底に叩き落されました。
「なるほど~。でも正直、
そんなネガティブな理由で会社辞めてきた人を雇いたい会社なんてない
と思いますよw」
パリン。
この時期すでに、小指で触れられただけでカンタンに割れる程度の、
激薄のガラスのハートの少年社会人だった僕の心は、音を立てて割れた気がしました。
(こ、こいつ、、かわいい顔して、ド直球火の玉ストレートを何のためらいもなく放り込んできやがる、、、)
(てかお前の仕事は、人を転職させて儲ける仕事じゃねえのかよ、、何なんだよ、、)
ああ、もう帰りたいな~、泣きそう~、
ああ~、お家に帰ってパワプロしよう、と思っていたら、彼女は続けました。
「今の会社を辞めたい理由って、本当は自分はもっと頑張れると思ってるからじゃないですか?」
「辛くて、苦しくて、思わずマイナス思考な考え方になるのはわかりますけど、もっとポジティブに考えましょう」
「ポテンシャルはある方だと思うので、自分に合った環境が見つかれば、イキイキ働けると思いますよ!」
キュピキュピキュピィィン!!(割れたガラスのハートが元に戻る音)
な、なんていい人なんだ、、しかもめっちゃ正論、、
好き、、、
マインドコントロールされているような気分になりながらも、僕は彼女の意見に納得しました。
確かに、今の会社が嫌だ!逃げたい!とネガティブに辞めた人間よりも、
自分にはもっと敵した環境があると思ってポジティブに転職を希望してきた人間の方が、
採用したくなりますよね。
彼女の考え方を聞いてすっかり気分が晴れやかになった僕は、アドバイス通り、
会社を辞めたい理由と、どんな環境を望んでいるかをポジティブに整理しなおすことにしました。
③「今の会社を辞めたい理由」をハッキリさせる
まずは、今の会社を辞めたい理由をハッキリさせます。
今までは、何となく嫌だ、、疲れた、、もう辞めたい、、というネガティブな感情が先行していたところを、
冷静になってロジカルに整理します。
僕の場合、
1.自分の意見を臆さず言える環境がいいが、今の会社はトップダウン式の古い体質のため、ストレスが溜まる。
2.年齢に関係なく自分の裁量で仕事をしたいが、今の会社は完全な年功序列のため、時間がかかりすぎる。
3.”商売”をすることに興味があるのに、社内資料作成などの業務が多すぎるため、稼ぐ力が身に付かない。
という3点が、今の会社を辞めたい主な理由として上がりました。
このように今の会社を辞めたい理由を整理するコツは、
じゃあ自分はいったいどういう環境を求めているのか?を明確にすることです。
そこが明確になれば、今の会社の環境とのギャップが見えてきて、スラスラと理由が言えるようになりました。
④「どういう環境なら頑張れるか」をハッキリさせる
これは③の「今の会社を辞めたい理由」と直結する、いわば裏返しのようなものです。
③のポイントとして挙げた、「自分はいったいどういう環境を求めているのか」をより具体化するイメージですね。
僕の場合は、
1.上から指図されるのが大嫌いなのでw、ほぼ全ての物事がボトムアップで進む環境
2.やる気さえあれば思い切って仕事を任せてもらえる環境があり、理解のある上司がいること
3.余計な労力を使わず仕事に向き合いたいので、人間関係がギスギスしていないことw
という3点が挙がりました。
どういう環境なら頑張れるか、というのを明らかにしようとすると意外と難しいのですが、
コツとしては、自分の理想をめっちゃ具体的にイメージすることです。
ボヤっとしたままだとどうしても人に伝えるときに納得感が薄れてしまうので、
何でもいいのでイメージしてみてください。本当に何でもいいです。
例えば、「ボトムアップで物事が進むこと」に関して言えば、
僕の場合、上司とお昼ご飯に行くときをイメージしました。
上司「昼飯、なんにしよか。」
ぼく「なんですかねー。」
上司「カレーにすっか!」
ぼく「カレーはないっす。昨日も食いましたよ。うどんにしましょ、空いてるし。」
上司「お、じゃあうどん食うか。」
みたいな感じです。えっ、そんなこと?と思われるかも知れませんが、僕にとってはコレが超大事でした。
こういう普段の会話から垣間見える雰囲気が、仕事の進め方にも表れると考えたからです。
⑤第二新卒はあくまでも”新卒”。就活のやり直しであるということを理解する
みなさんすでにお気づきかもしれませんが、どういう会社、環境を望んでいるか、を整理するなんて話は、
大体の人が新卒就活の時点ですでに通ってきている道のはずなんです。
第二新卒の転職で、なぜいまさら同じことをもう一度やるかというと、第二新卒とはあくまでもポテンシャル採用だからです。
スキルを売りにして転職するのではなく、いわば新卒就活のリベンジ。やり直し就活なんです。第二”新卒”ですからね。
新卒で就活したときには明確になっていなかった自分の志向性が、
一度社会に出て働くことで明確になったため、もっかいやり直したい!という望みを叶えるのが第二新卒です。
よく新卒就活のミスマッチが問題に挙げられていますが、これを解消するために第二新卒というものが存在するのです。
⑥第二新卒を採用する企業のメリットに着目する
採用する企業の目線に立ってみれば、第二新卒を採用するメリットは以下の通り。
1.一度社会に出ているため、社会人としての基礎基本の動作がある程度身に付いており、教育コストがかからない。
2.1社経験することによって本人の希望が明確になっているため、合否の判断が下しやすい。
3.社会に対する無駄な理想を抱いておらず現実を理解しており、入社後の不満が少ない。
1や3に関しては、第二新卒の面接を受ける段階ではあまり気にすることではありません。
特に1なんかは、企業側が人を見て勝手に判断することですし、
3に関しては努力によってどうこうする問題でもありません。
大事なのは2の、
「1社経験することによって本人の希望が明確になっているため、合否の判断が下しやすい」という部分です。
基本的に第二新卒でわざわざ転職してくるということは、
1社経験することで、仕事に対して何か自分の考えがハッキリとあることが前提とされます。
それはつまり③や④で書いたとおり、
今の会社をなぜ辞めたいか、本当はどういう環境なら頑張れるか、を明確に教えてくださいね、ということです。
それがないと、「え、なんでこいつ転職しようとしてんの?」となってしまい、
そもそも企業が合否の判断を正確に下せない=面接で落ちる、という結果になってしまいます。
⑦上記をふまえ、面接では「本当は頑張れる子なんです」ということをアピールする
ここまでくればもう言わなくてもわかるかと思いますが、
第二新卒の面接では「ぼく(わたし)、本当はもっと頑張れる子なんです!」
ということをアピールすることが大切になります。
自分はどういう環境なら頑張れるのか、前の会社はどういうところが合わなかったのか、をロジカルに語ることで、
企業の面接官も自社で活躍してくれる人材かどうかを判断できるようになります。
もちろん、「この人はウチには向いてないな」と思えば落とされますが、それはそれで正しいことですし、
あなたにとってもメリットになります。
だって、せっかく第二新卒で就活をやり直してるのに、
またミスマッチが起きてすぐ辞めたくなったら、目も当てられませんからねw
しっかりと、自分が求めるものや、どういう環境なら活躍できると思うかを明確にアピールして、
その考えにマッチした企業の内定をもらうことこそがゴールなのです。
⑧見事に大手企業2社から内定をゲット!結果、未経験の業種に転職したった
こんな感じで自分なりに考えをまとめ、整理したものを例の小動物系エージェントに持っていき相談したところ、
「超いいですね!!これだったらご紹介できる案件たくさんありますよ!!」
と、すごい勢いで案件を紹介してくれました。かわいい。好き。
提案された業種は、新卒入社した会社と同業種あるいは近しい業種から、全く未経験の業種まで様々でした。
ぶっちゃけ言うと、業種に対してそこまでこだわりがなかったのでw、片っ端から受けてみることにしました。
紆余曲折ありましたが、最終的には同業種1社と、全くの未経験の1社から内定をもらうことができました。
さて、ここでどっちに転職するかを迷うわけですが、結果的には全く未経験かつほぼ知識0のWEB業界に転職しました。
これも第二新卒というポテンシャル採用ならではのことだと思いますが、未経験業種でも内定をもらえることができました。
内定ゲットの連絡を小動物系エージェントちゃんに連絡したところ、
「やりましたね!すごい!正直結構難しいかもと思ってたんですが、さすがです!お祝いしなきゃですね♪」
と言われ、絶頂浮かれ中の僕は、圧倒的にこの後の胸アツ展開を期待していたのですが、
その後の連絡は事務連絡のみでした。
そりゃね、向こうも仕事ですからね。まあでも、とてもいいエージェントだったので、僕は大変満足です。夢をありがとう。
転職後の僕はというと、とてもイキイキと仕事をさせて頂いております。
上司がカレーを食いたいといっても、僕がカレーの口になっていなければ、ちゃんと反論できる会社です。
もちろん仕事の進め方も超ボトムアップなので、たまにしんどくなることもありますがw、これが自分の望んだ環境なので不満は0です。
無駄な人間関係のいざこざもありません。業務中にあくびをしていたら、あとから陰でお局さんに陰口を叩かれることもありません。
やはり人間には向いている場所と、向いていない場所があり、
向いていない場所で無理やり耐えるくらいなら、
一刻も早く自分が活躍できる環境に身を置くべき
だと思いますね。
僕が第二新卒で大手から内定をゲットした方法をまとめる
さて、長くなってしまいましたが、ここまでお話してきた、
僕が第二新卒で大手から内定をゲットした方法をまとめたいと思います。
1.1人で悶々と悩むのではなく、転職エージェントに会って話してみる。
2.「今の会社を辞めたい理由」をハッキリさせる。ネガティブな理由は愚痴でしかない。
3.「自分が本当に頑張れる環境」を語れるようにする。ポジティブにポジティブに。
4.面接では、自分がもっと頑張れる環境を伝え、本当にフィットした会社からの内定を目的とする。
5.転職エージェントが小動物系でおめめクリクリでかわいくても、その後の展開は期待しない。
上記を参考にして、ハッピーな第二新卒の転職ができる方が一人でも増えれば僕もハッピーです。
僕が使った二つの転職エージェント、よければ登録してみてくださいね!
何よりも大切なのは、初めの一歩を踏み出すことです。(もしかしたら小動物系のカワイイエージェントさんに会えるかも知れませんw)
それでは!