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株って初心者がいきなり始められるん?
株って初心者がいきなり始められるもんなん?という質問に対して僕が答えるならば、その人にやる気があるなら、Yesです。
やる気があるならYesってなんやねん。という感じですが、やる気次第で株なんて誰でもできるよ、ということです。
僕が株を始めたいという人から相談を受けて、実際に始めなかった事例を元に説明してみます。だいたい3タイプに分かれます。
①株を始める前に「めんどくさ。」ってなるタイプ
全くの初心者から株式投資を始めようとしている方は、「株 始め方」や「株 初心者」なんて検索しながら、様々な情報を集められていることと思います。
そして何割かの人は、この情報収集の段階で株を始めることを断念してしまいます。
僕の友人たちは、「証券会社多すぎるし比較サイトも多すぎて結局どうしたらいいのか訳わからん・・・」とか「口座登録画面まで行ったけど、なんか入力項目多いし、その時眠かったから寝たら忘れてた」とか、こんな感じの理由で諦めてしまう人が多々います。笑
証券会社に口座を作るにはマイナンバーの報告が必要になるのですが、「マイナンバーカードどっかいったから無理だわ(笑)」という人もいましたね。それ、株始めるどうこうの問題以前にやばいよ、と忠告しておきましたが。笑
一言で言えば、興味はあるけどそこまで切羽詰まってる訳でもなく、なんとなく始めようとしたけどなんとなくやめる人です。
②株を始める前に「やっぱ怖くね?」って言い始めるタイプ
このタイプは、「株 損した人」とかで検索して、「株で100万溶かしたったwww」みたいな2chで派手に負けた人の体験談を読んで、怖くなってやめてしまうタイプです。
怖がる気持ちはわかりますが、よほどアホなことしないかぎり、FXと違って株はいきなり元本全部失うなんてことはありません。
もちろん投資に損はつきもので、絶対に損しない方法なんてありません。が、やはりいざ必死に稼いで貯めたお金を元手に始めようとすると、足がすくむような気持ちになるのも確かです。こういうタイプの人には、とりあえず少額から始めたら?とアドバイスします。
あとこのタイプの人がよくいうのが、「専門用語とか多すぎひん?俺バカやからやっぱ株とか無理やわ」的なやつです。
これも気持ちはよくわかりますが、「じゃあ勉強しろや、以上。」といつも思ってしまいます。
そもそも市場に参加している個人投資家みんながみんな、たくさんの専門用語を完璧に理解しているわけじゃありません。
あ、今僕良いこと言いましたね。これめっちゃ重要。
専門用語なんて、株を始めてしまえば嫌でも覚えます。
学生が大学を卒業して、就職して、「あ、僕バカなんで仕事わかんないっすw」とか言いませんよね。笑
あくまで僕の経験上ですが、少額からでも口座を開設して、どの銘柄を買おうかと考えていたら、自然と学習していきます。
それさえ決まれば、あとは金額いれて、「買」「売」ボタンをぽちぽちするだけですからね。便利な時代です。
③株を始めようとしたけど、儲かればなんでもいいから別のことするタイプ
そもそも株に興味をもったのが、「儲かるらしい」とか「副業したい」という理由の人に多いです。(ギャンブル狂も一定数含まれます。笑)
こういう場合は、特に株へのこだわりがあるわけではないので、FXやら不動産投資やらに興味が向いて、そっちを始める人もいます。
僕個人の意見としては、株やれば経済について色々詳しくなるし、ぶっちゃけ小銭から始められるしええやん。と思うのですが、それはまあ人それぞれですからね。
あ、でもギャンブル狂はダメですよ。僕も昔競馬にはまってましたが、明らかに分が悪いです。たまに楽しむのがちょうどいいです。お馬さんが走ってるのみるの楽しい!みたいな。
逆にギャンブルで生活してる人は本気で天才だと思います。前世でめっちゃ徳を積んだとしか思えないです。
以上、3つが株式投資を諦めてしまう人の大体のタイプだと思いますが、どうでしょう。これで何か感じるはずです。
・・・どれをとっても、やる気の問題だと言えると思います。
やる気と安全な範囲のちょっとの元手さえあれば、初心者だろうとなんだろうと株式投資は始められます。
そういう意味で、「株って初心者がいきなり始められるもんなん?」という質問に対して、僕はやる気があるなら、Yesと答えています。
では株式投資とは何か。ざっくり説明します。
初心者でも株式投資は始められるとわかったところで、ざっくり「株式投資とは」について説明したいと思います。
これはあくまでも僕個人の見解も含まれますので、賛否両論あるかと思いますが、極力わかりやすく、親しみをもって頂くために頑張って説明してみたいと思います。
株式とは?
企業が資金を集める為に、「株式会社」という形態をとり「株式」を発行します。
投資家は「株式」の購入を通じて企業に資金提供し、企業は株主に「配当」を分配します。
配当とは?
簡単にいうと、お金出して株買ってくれたら、その量に応じて企業が儲かったお金を分けるよ〜ってことです。
企業が配当を「1株あたり10円あげます。」と定めていれば、100株持っている人には10*1,000= 1,000円、10万株持っていれば100,000*10=100万円がもらえるわけです。
「1株あたり配当をいくらにします。」というのは企業が毎年決めるもので、企業側が利益をたくさん出して儲かったら増やしたり、逆に儲からなかったら減らしたりします。
株主にとって配当は大事な利益の源泉ですから、「配当もっとあげろー」とか、「配当利回り(株価に対する配当の利率)よくてお得だから買おう」とか考えるのです。
株価とは?値上がり益とは?
株には値段があります。これはみんなで決めます。
みんなで決めるとはどういうことかというと、買いたい量と売りたい量によって値段が決まるということです。
買いたい人が多ければ値段はあがるし、売りたい人が多ければ値段はさがります。これは株に限った話じゃないのでわかりますよね。経済学でよくある需要と供給のお話です。
この値段は株式市場が開いている間、売買が行われていれば常に変動します。
これが株価です。
そして、持っている株の株価が上がったら、上がった値段で売れば儲かるし、株価が買った値段より下がっているときに売ればその分損するわけです。
これが値上がり益と呼ばれるものです。
下の図のようなイメージですね。
で、どういう要因でこの買うor売るを判断するのか?というところが株の全てです。
極端にいえば、
「業績が上がりそう・下がりそう。」で株価を考えるのがファンダメンタル分析で、
「今までの株価の推移的に、そろそろ上がる・下がるっしょ。」で株価を考えるのがテクニカル分析です。
え、そんな専門用語っぽい言葉ざっくり説明しちゃっていいんですか、って感じですが、まあぶっちゃけこんなもんです。
詳しくは別のとこで解説しますが、専門用語も雰囲気を理解してしまえば、案外普通のことしか言ってないんですよね。
まとめると・・・
株式投資をすれば、配当がもらえる。
企業の業績が上がれば普通は配当増えるから、企業の業績が良さそうだとその株を買いたい人は増えて、株価はあがる。逆も然りで、企業がイケてない時は株価はさがる。
今までの株価の推移のチャートを見て、今後の株価を推測しようとする人たちもいる。
つまり投資家は、
①配当をもらう
②株価が上がった時は売って儲かる。
この2つの為に株式投資を行うのです。
あ、あとは株主になると株主優待というものがもらえる可能性があります。
有名どころでいうと、吉野家の牛丼チケットとか、オリエンタルランドのディズニー券とかです。
企業は株主に資金を提供してもらって始めて営業できているわけですから、いつもありがとう、これからもよろしくねという気持ちを物で表してるのです。プレゼントですね。
この株主優待だけで生きている人としてマツコDXの番組にも出演していた某氏が有名ですね笑
この株主優待目当てで株式投資を行うというのも、1つのスタイルです。
投資家が株を買う理由は主にこの3つ!
① 企業の利益に応じて配分される「配当金」をもらう為。
② 株価が買った時の値段より上昇することで「値上がり益」を確保する為。
③ 優待券や商品券、実際の商品などの「株主優待」をもらうため。
株を始める目的は?実はこれが一番大事。
ここ。ここなんですよね。大事なのは目的です。
あなたは何の為に株式投資を始めるつもりですか?
値上がり益でがっつり儲ける為、たまった貯金を運用する為、株主優待でお得に生活する為、などなど。。
数え上げればキリがないのです。中には、「ただ単にその企業を応援したいから」という理由で大金を投資する投資家もいます。
そしてその目的によって、株式投資のスタンス・選ぶべき証券会社・銘柄の選び方が大きく変わってきます。
スタンスや選ぶべき証券会社については詳しくは下の項目で書きますが、その前に一旦、株をやる目的をタイプ別に分けてみます。
自分がどのパターンに当てはまるのか、よくよく考えてみてください。きっと自然に自分が株を通して何を得たいかがわかると思います。
しつこいようですが、本当にココだけは外さないようにしてください。目的もなく、なんとなく株を始めてしまうと成功するものも成功しません。と、経験者の僕が語ります。笑
つらい思い出はまた別の記事でも詳しく書いているので、興味がある方は参考にしてみてください。
では、株式投資の目的をパターン別に分けてみたいと思います。
① 株でガンガン稼ぎたい。<株で一発逆転タイプ>
僕が株を始めたいという人から相談を受けるとき、実はこのタイプの人が一番多かったりします。
やはり「株」というと、すごく儲かるというイメージがあるんでしょうね。芸能人でも、キャイーンの天野さんとか、元・巨人でプロ野球選手だった槇原さんとか、資産運用で成功している人たちがメディアで大々的に取り上げられているからでしょうか。
こういうタイプは、値上がり益を期待して割安の株を探して買うバリュー株投資とか、日々の価格変動をみながらこまめに売差を抜くようなスイングトレードが向いていると思います。
日中の時間がある人はデイトレードも可能です。
スイングトレードよりもっと短期間で、一日に何度も取引を繰り返して利益を積み上げる投資手法ですね。
デイトレードは、自分の経験や直感からその場の値動きを予測するので僕は結構好きです。
世間で一番イメージされてるような取引手法なので、ちょっとカッコいいと思ってるだけなんですけどね笑
ただどうしても日中に本業があると、9時から15時30分までしか開いていない東京証券市場でデイトレードを行うことは厳しいのが現実です。
こういう方はFXを検討してみるのもいいかもしれません。
FXは基本的に24時間取引可能ですから、仕事が終わってからでも取引できます。
しかもレバレッジといって、自分が預けたお金を元に、数倍〜数十倍単位の取引を行うことができるので、一発逆転タイプの人にとってはより一気に儲けられるチャンスがあるとも言えます。
もちろんチャンスが大きければその分リスクもあるので、そこは十分に、慎重に考慮しなければなりません!軽い気持ちで始めることは絶対におすすめしません。
ただリスクの考え方次第だと思います。
背負えるリスク・低減できるリスク・背負えないので回避すべきリスクをしっかり見極めて、期待値が勝ると判断できれば、大いにチャレンジすればよいのです。
FXの口座比較は別でがっつりやってますので、こちらも参考にしてみてください。
これだけ見ればOK!おすすめの人気FX口座・徹底比較ランキング!2016年度「FXログ」完全版
② 安定運用でも少しずつ資産を増やしたい。<資産コツコツ積み立てタイプ>
すでに貯金がたくさんあって、可能な限り高い利回りで運用したいというタイプです。
株に限らず、不動産投資なども視野に入れる必要があるかと思いますが、いざ不動産をやるとなると結構手間がかかります。
実際現地にいって物件を決めたり、仲介会社や管理会社との連絡が必要になったり、管理会社が全然使えない会社だったりすると目も当てられません。
その点、株は自分のPCとスマホから全ての取引が完了するので手軽でいいですよね。
銘柄を自分で選んだり、売買する手間も嫌だという面倒くさがりな人は、投資信託を考慮するのもアリかもしれません。
投資信託は、簡単に言うとお金を預けたら代わりに運用してもらえるというものです。
その分利益率は下がりますが、神経をすり減らす必要があまりないというのは魅力です。
投資信託については別途詳しく解説してますのでそちらを。
③ お金のためより勉強のために。<株を通じて経済の知識習得タイプ>
株で金を儲けてやろうというより、経済のお勉強の為に株を始めようかな、というタイプです。
この層の人も結構いるんですよね。上司や同僚から勉強の為にと勧められることが多いみたいです。
実際、株式投資を始めることで経済への興味・関心が自然に湧いてくることは事実かと思います。
ただ何の気なしにニュースを見ていても、自分とは関係ない世界の話をしているようで頭に入ってこないことが多いですが、株をやっていると、自然と「このニュースは自分が持っている銘柄の株価に関係があるか?」という風に気にするようになります。当然ですよね、自分の大切なお金がかかっているわけですから。笑
僕も実際、どんな銘柄を買おうか探しているうちにいろんな業界の現況・展望などが頭に入るようになり、常識として知っていることのレベルが一段上がったような気がしています。
そしてもちろんこのタイプの方にもおすすめのスタンスというのは存在します。
④ 貯金感覚で得したい!<株主優待でうまうまタイプ>
どうせ銀行に預金してても利率は低いし、ただ株を買ってるだけで優待もらえるならそっちのがいいじゃん!という人。
元本の目減りにさえ注意していれば、比較的気楽に投資できると思います。買った値段から株価が上がったor下がった事自体にあまり神経質にならず、長期保有で配当と優待をもらうことを目的においていますからね。
もし株価が下がっていても、「また上がるし、その時売るか持ち続けるか決めればいいや」という風に割りきって考えることも大事です。
相対的に取引回数は少なめになるかと思いますので、取引手数料などよりサービスの安全性や信頼性に重きをおいて証券会社を選ぶといいと思います。
株を始める目的が定まったら、スタンスも自ずと決まります。
自分が何となくどのタイプに当てはまるか、イメージできましたか?
それがわかると、どういうスタンスで株式投資に向き合えばいいかも決まります。
もちろん目的は1つじゃなくても大丈夫です。勉強がてら株を始めたいけど、どうせやるならガッツリ儲けたいな、と思うのが普通ですからね。笑
逆に言えば、これらのスタンスがはっきりしない、決まらない、という人は、一度考え直したほうがいいかもしれません。
株式投資を勧める立場から「やめとけ」というのも変な話ですが、実際なんとなく株を始めてうまくいった人を見たことがありません。
これは株に限ったことではないと思いますが、何の為にやるのか、目的は何なのかがはっきりしないまま物事が走り出すと、決まってどこかで破綻します。(特にサラリーマンの方なら絶対1度は経験ありますよね・・・?笑)
しっかり自分の株式投資の目的が見えてきたぞ!という方には、そのタイプ別のおすすめ投資スタンスをお伝えします。
タイプ | スタンス |
株で一発逆転タイプ | スイングトレード・IPO狙い・ボロ株狙い(もしくはFX) |
コツコツ資産積み立てタイプ | 長期運用・企業の財務健全性重視 |
株を通じて経済の勉強タイプ | イベント重視(ファンダメンタル分析) |
株主優待でうまうまタイプ | 株主優待・配当性向重視 |
投資のスタンス別・本当に選ぶべき証券会社。
① 株でガンガン稼ぎたい。<株で一発逆転タイプ>
このタイプの方は、スイングトレード・IPO狙い・ボロ株狙い等で大きな利益を目指したいです。
ただ、IPOやボロ株探しは運の要素も絡んでくるので、基本はスイングトレードを繰り返すことになると思います。
(IPOって何?ボロ株って何?という質問に関しては、別の記事で詳しく解説してますので、参考にしてください。)
スイングトレードとは、数日間~数週間(数ヶ月)で売買を済ませてしまう短期売買のトレード方法です。
デイトレードほど激しく売買はしません。何らかのイベントやチャートの動きから、大きく値上がりしそうな銘柄を予想して、数日〜数週間前に買って仕込んでおき、予想どおり上昇したらさっさと売ってしまいます。
デイトレードほど取引回数は多くないものの、長期保有前提ではないので取引回数は中々のものになってしまいます。
スイングトレードのように売買回数が増えるということは、それだけ売買手数料がかかるということです。
え、売買手数料て何?と思われた方、すみません。株を売り買いするのって基本的にタダじゃないんです。
証券会社も儲ける必要がありますから、この手数料で利益を出しているわけです。
ただ証券会社によってその手数料もまちまちなので、取引回数が多くなりそうな人は極力取引手数料が安い証券会社を選ぶべきなのです。
有名どころで取引手数料が実質一番低いのは、1約定ごとの料金プランを選択できる
です。
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それに加えて1日定額プランがあるのは、デイトレーダーにはかなり魅力的です。
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あとCMのガッキーがめっちゃかわいいです。これは大事。
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② 安定運用でも少しずつ資産を増やしたい。<資産コツコツ積み立てタイプ>
安定運用を目指す方は、手数料の低さに定評があり、知名度も高い
ライブスター証券がおすすめです。
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ライブスター証券は2015年度・2014年度のオリコンで取引手数料の満足度No.1を獲得してます。ちなみに今なら2ヶ月間取引手数料無料らしいです。すごいですね。
2ヶ月あれば株取引のコツみたいなものが掴めてくると思いますので、この間にガンガン取引して勉強できそうです。
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③ お金のためより勉強のために。<株を通じて経済の知識習得タイプ>
④ 貯金感覚で得したい!<株主優待でうまうまタイプ>
いろいろと僕なりに考えたのですが、③と④のスタンス場合、
ぶっちゃけ証券会社はどこでもいいと思いますww
というのも、これらのスタンスの場合取引回数もめちゃくちゃ増えるということはないでしょうし、
手数料の安さにそこまでシビアになる必要もないからです。
そう考えると、ツールにも定評があり利用者も圧倒的に多いGMOクリック証券が安定ですかね。
FXやバイナリオプションといった、株式以外の口座も同時に開設でき、
特に③の知識習得目的タイプの人にはおすすめですね。
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いかがでしたか?
投資スタイル別に、開くべき口座までもが違うことがお分かりになったかと思います。
いざ株式投資を始める際には、自分のスタイルを一度腰を据えてじっくり考え、ベストな方法で株式投資を始めるようにしてくださいね!